次のどちらかの方法で X サーバを起動しているなら、管理されていないディ スプレイとして実行できます。
x11start もしくは xinit を使
用している。システム管理者を相手にしたくないか、もしくは、あなたがシステム管理者で設
定ファイルを扱いたくないなら、
ちょっと
Section 9 へ行き、xdm を
使わず、安全な X サーバをいかに起動するか学んでください。
X 端末のような管理されていないリモートディスプレイで実行していて、ディス
プレイマネージャを見つけられず、システム管理者の助けがないなら、セキュリ
ティに深刻な問題があることになります。
Tk の Makefile 中の SECURITY_FLAGS のコメントをはずす
ことは、状況を悪化させるだけですが、この環境下で Tk のすべての機能を使う
唯一の方法です。
ディスプレイマネージャを見つけるために、システム管理者は下記の手順を行わ なければなりません。
xdm 設定ファイルを編集します。
xdm ならば、このファイルは通常
/usr/local/lib/X11/xdm/config
にあります。
HP-VUE ならば、それは、
/usr/vue/config/Xconfig
にあります。
パスが正しくないなら、 Step C of Section 7 に移って、パスを得てください。普通、システムを設置した後の設定は、ほと んど正しく行われています。
HP-VUE ならば、次で始まる行があります。
Vuelogin*xdmMode
これは、たいていコメントをはずします。次で始まる行があります。
Vuelogin*authorize
これは、間違いなくコメントをはずしてください。
環境に左右されますが、システム管理者はいくつかのファイルのパス名を変更し たいかもしれない。
Vuelogin.servers
と
DisplayManager.servers
は、時々デフォルトの地点以外を示されます。
xdm サーバファイルを編集します。
xdm ならば、このファイルは
/usr/local/lib/X11/xdm/servers
にあります。なければ、
Step A of Section 7
へ移ってください。HP-VUE ならば、それは
/usr/vue/config/Xservers
にあります。
ローカルコンソールでログインすることを選ぶなら、このファイルにエントリを
書かなければなりません。通常、書かれているので、気にする必要はありません。
もし、書かれてなければ、xdm もしくは vuelogin の man
ページで調べ、どう書けばいいか理解してください――普通、次のように
:0 Local local /usr/bin/X11/X :0
と書きます。
リモートディスプレイからログインし、そのコンソールで常に X を実行し
たくないなら、この行を削除すべきです。そうでなければ、システムの立
ち上げでコンソール上に X サーバを起動します!
システムの起動情報が保持されている /etc/rc,
/etc/rc.local, /etc/rc2.d/S93xdmserver か、もしくは違
ったファイルに、ブート時にディスプレイマネージャを起動させる行を追加しま
す。Sun システムならば、これは普通次のような
/usr/bin/X11/xdm -config /usr/local/lib/X11/xdm/config
です。HP-VUE ならば、それは
/usr/vue/bin/vuelogin -config /usr/vue/config/Xconfig
です。
root ディレクトリから 'root' 権限で上記のコマンドの一つを実行す
ることで、初めて、デーモンは起動します。ローカルコンソール上で X を実行
しようとするなら、マシーンをリブートしてください。
運がよければ、ディスプレイ上の X サーバをリセットすることで、すぐに、ユー ザ ID とパスワードを質問する小さなウィンドウが表示されるはずです。そう なら、おめでとう、あなたは、今、管理されたディスプレイで実行しています。 Section 8 へ行き、次は何をするのか理解して ください。
デバッグを行ってもディスプレイマネージャを得ることができないなら、 著者もしくはニュースグループにお知らせいただければ、助けられるよう努力し ます。あなたがローカルコンソールを使用しているなら、まだ、代わりに管理 されていないディスプレイとして実行できます。試したければ、 Section 9 へ行ってください。